
狆(チン)の特徴
・体高 20〜28cm
・体重 2〜3kg
・原産国 日本
・寿命 12〜14歳
・被毛 絹糸状の長い毛で、耳、太もも、尾に飾り毛がある
・カラー 白地に黒の斑、白地に赤の斑

狆(チン)のルーツ
狆(チン)は、日本原産犬種で初めて海外の犬種団体に公認された犬種です。祖先は、チベタン・スパニエルだろうと考えられており、
現在のものには、チベタン・スパニエルやペキニーズ、キング・チャールズ・スパニエルなどの血も入っているようです。
日本にやってきたのは、奈良時代のこととされ、730年に今の韓国にあたる新羅から、聖武天皇への献上犬として贈られたのが最初であると考えられています。
狆(チン)は我が国で室内飼育(座敷犬)された最初の犬でもあり、愛玩犬(抱き犬)として明治から大正にかけもてはやされました。
戦時・戦後と数を減らしましたが、ヨーロッパから逆輸入された血統によって改良され、現在に至ります。

狆(チン)の性格
狆(チン)は利口でおとなしく、愛らしい性質を有していますが、神経質な部分もあり、
強情でプライドが高い部分もあり決して積極的ではありません。子供は好きですが、荒々しく扱われるのは我慢できません。
どんな家庭環境においてもすぐ順応でき、新しい周囲の状況をたやすく受け入れることができ、マナーもよくきれい好きです。
暖かい膝の上に乗ったり、陽気なゲームをして遊んだりすることを好む狆は、愛玩犬として理想的な犬種です。

狆(チン)の飼育のポイント
狆(チン)は長毛種ですが、厚い下毛はないので、基本的な被毛の手入れはブラッシングとコーミングで十分です。
また滑らかな美しい毛質を保つためには、定期的にシャンプーをしてやるとよいでしょう。
大きな目の周りの清潔を保つなどの配慮が必要です。目が出ているので眼球を傷つけないように注意しながら、
やわらかい布や綿棒を使って、目ヤニや汚れをまめに取り除いてあげましょう。
高温多湿の環境に特に弱いので、屋外では飼わない方がよいでしょう。

狆(チン)のかかりやすい病気・健康上の注意点
環軸亜脱臼、角膜炎、白内障、進行性網膜萎縮症、膝関節形成不全、皮膚疾患
狆(チン)は、畳の室内でも飼育できるほど、体臭や抜け毛もなく、無駄吠えもしない手のかからない室内犬です。
運動は、長い散歩を時々させるだけでも十分です。しかし犬の健康を維持するためには、規則的に運動させてあげましょう。
散歩に出ない日には、室内で遊び相手をしてあげるとよいでしょう。食事の内容は、栄養バランスのとれた小型犬用のドッグフードだけでも問題ありませんが、
嗜好性を加味してあげるならば、ドライフードとウェットフードの混合食が一般的で手軽です。
突き出た目が傷つきやすく、また眼病にも罹りやすい面がありますので、注意が必要です。